春の夜の風。
昼間の暑くなっていく混乱を冷ますがように。
クールに。
どこまでもクールに吹いてくる。

夏の終わりを告げる秋風とは異なり、
これからの未来をゆっくりと開いてくれるような。

そう考えると、
そう考えると、なんか泣きそうになりました。
一歩踏み出せばいい。
しかし、その一歩がなかなか踏み出せない。

踏まなかったらどうなる?
別にどうともならない。
いつもと同じ日常があたたかく迎えてくれるさ。

でも、気分的には先に行きたい。
どうすれば先にいけるのはわからない。
そのためには。。。踏み出さないと。

わかってはいる。わかってはいるけど、踏み出せない。
だって、この一歩が、先に向かう一歩なのかもわからない。
どうやって踏み出していいのかもわからない。
もし一歩進めたとしても、じゃあその次どうしていいのかわからない。

予想してみる。
こう踏み込んだら、多分こうなると。
・・・駄目だ。まったくわからない。どうしていいのかわからない。

誰かに助けてもらおうか。
そうすれば楽になる。
なに、全部じゃなく、踏み出し方を教えてもらうだけ。

でも、でも、でも、それじゃ駄目だ。
そうしたらもう二度と踏み出せなくなってしまう。
過保護じゃないか。
それでいいのか?

周りは、応援していたり、反対していたり、
わざと無視していたり、あるいは無関心だったり。
周りなんて気にするな、突き進んじゃえ。

ああ、わかっている。わかっちゃいるんだけど・・・。

誰も先のことなんてわかりはしないさ。
そうさ、そうだよね。
まずは、当たってみないと。
ああ。
電話をかけるのは、思い立ったとき。
いつまで経ってもかけないと、繋がらなかったり、最悪の場合、番号が古くなっている可能性もあり。